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V.ナイロンクラッシュバーの勧め

残念ながら「ハングオンレーサーの最大の弱点」は
ピアノ線式の「低い位置のクラッシュバー」です。
出来れば「各社から別売りされている」
ナイロン棒のクラッシュバーの取付をお勧めします


何故ナイロンクラッシュバーの方が良いのか、
純正ピアノ線のクラッシュバーは
「重心位置に近い」低い位置に付いています。
低い位置にあると起きあがり時に
バンク角を増やしていった場合、
また、路面グリップ・タイヤグリップが低い場合、
リヤタイヤに加重がかからず

「起きあがれません」
おそらく過去にハングオンレーサーを経験して
うまくいかなかった理由は
「これ」に有るのでは無いでしょうか


純正ピアノ線クラッシュバー

少し丈夫のフレームに直接取り付けた
ナイロン棒クラッシュバー


合成写真で検証すると
傾き自体はどちらも「大差は有りません」
ほんの少しナイロンバーが深い程度。
(ナイロンバーはしなる為、
実走行時は写真よりほんの少し深くバンク出来ます)


なにが違うかというと、
バーの接地高さによる、タイヤ加重の違い

重心位置から近い方が、より多くの加重がかかります。
純正ビアノ線バーの場合は
「重心位置からの距離がリヤタイヤの方が遠いので」
タイヤに加重がかからず、
空回りして、起きあがりが出来ません


ナイロン棒クラッシュバーの場合は
純正より随分上に付いているので
重心位置からの距離がリヤタイヤの方が近くなり
「深いバンク角にも関わらず」
リヤタイヤにより多くの加重がかかり
グリップしてちゃんと起きあがりが出来ます。

もちろんタイヤについても「ハイグリップタイヤ」の方が
グリップするので起き上がり易くなります。


また、ナイロンバーの方が「柔らかい」ので、
フレームのカウル取付部のダメージも少ない。
ピアノ線クラッシュバーを永く使い続けると
最悪フレームのカウル取付部が破損します


(4o)ナイロンクラッシュバー と サイドガードマウント
(アルミスペーサー・ネジは製品に付いてません
また、ナイロンバーは「ホントの棒」ですので、
ライターなどであぶってU字型にします)




前側は「ステアリングブロック下側のネジ」に長いイモネジで取付。
後側は「ギアボックス上あたりのフレーム側面」に穴を開けて取り付けます
(当社「HOR-MOTOボディ」には前側(ステアリング)の位置に
穴開け目安の凹印が有ります。
後側はフレームの穴位置によって変わりますので、
「未塗装状態でカウルを取り付けて確認」して開けてください)

また、走らせる路面グリップによっては
「ピアノ線クラッシュバーと同じバンク角」でも
起きあがらない場合も有ります。
最初は「必ず長めに作って」
走らせて起きあがりをテストし、すこしづつ切って短くして
バンク角を大きくしてください。

最初からバンク角が大きいバーを作ると、
「起きあがらず捨てる」モノになってしまう可能性があります


で、ナイロンバーとホルダー、どこで売っているかというと、
実店舗の愛知県小牧「F1ホビー」さん
(通販は行っていない様ですので、直接お店に行って買ってね)
輸入業者の「ビート1レーシング」さん
エルシノア」さんでも少量在庫有りだそうです。
(ホームページにはクラッシュバー関係の記載は有りませんが)

どちらにしろ
ZH RACING」と言う海外メーカーの製品ですので、
「注文取り寄せ」になるでしょうから、
「多少時間がかかっても良い」と言う覚悟が必要かと思います。
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