第二章

そして、ついに3600mの世界へ・・・




頂上の黄龍寺まであと少し・・・というあたりで目にしたのは、「中寺」。その名のとおり、中間にあるかららしいです。
ここまでくれば、あと少し・・・という安堵感からか、歩調が早まる人もいれば、少し休憩して、酸素も吸って・・・ラスト、あと数百メートルを進んでいきます。

そして、ついに姿をあらわした「黄龍寺」。
天気と標高のせいもあり、少し曇っていましたが、やっとここまで来たぁ・・・という達成感と安心感がじわじわと広がって、寒さもなんのそのでした。
よく見ると、入り口横で、早朝のホテル朝食の饅頭を持参して食べている人たち発見!そうです、登りきったらお弁当なのです。遠足のアレなのです。

そしてこのお寺の後ろに「五彩池」↑とよばれる見事な湖があるので、休憩もそこそこに、そちらを歩いてみることにしました。ここも、湖の周りにぐるっと歩道がつくってあり、ビューポイントは写真は撮りやすい広いスペースとなっていました。

そういった場所での中国人観光客は、恐ろしいほどハイスピードで写真撮りまくりで、ぼーっと順番待っていると、「キミタチ何人家族なんだ!!?」と言いたくなるくらい、一つの団体のメンバーが被写体を交代交代しているため、ちっとも場所をゆずってもらえないのです。
教訓。(わかっていたけど、あらためて)
    :中国に行ったら、行動は強気でスピーディに!

ちなみに↑この写真中央に写っているのは仏像です。
湖の中央にあるんですが、数十年後には影も形も無くなってしまうそうです。それはココが石灰質の含まれる水ゆえに、少しずつ少しずつ仏像が侵食され、削られていくからだそうです。おそるべし。

さあ、こうして3600mの世界を満喫したところで、あらためて下まで降りていかなければならないのでした。ひょえ〜〜。体力もつかしら・・・。
ちなみに、気温は9度から11度ほど。歩いた距離は、片道4キロの往復8キロでした。





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