アフリカ最高峰 キリマンジャロ登頂とアンボセリ自然公園サファリ 12日間 

           2月10日〜2月21日

2月10日に名古屋を出発し、ドバイで東京組と合流した。ナイロビのホテルで1泊した後12日ナイロビより飛行機でタンザニアのキリマンジャロ空港に向かった。9人が2台の専用車でマラングゲートに行き、入山手続きを終えポーター、ガイドと共に登山開始。何もかも新鮮で目はきょろきょろしていた。シャングルのような樹林帯の中を約4時間かけて1つ目のマンダラ小屋(2700m)へ到着。夜中に見た満天の星は、学生の時富士山で見た時と同じように輝いていた。

 13日、緩やかな草原地帯を約6時間でホロンボ小屋(3720m)に到着。道中美しい花々に飽きることはなかった。ここで高度順応のため2泊する。14日は、マウエンジを眺めながらハイキングをする。ついでにみんなで落ちているごみ拾いをしながら歩いた。山にごみはいらない。朝、南十字星と素晴らしい日の出を見た。感激である。

15日、いよいよ最後のキボ小屋(4703m)に向かった。砂漠のように乾燥し赤茶けた平原を、明日登るキリマンジャロを見上げながら約7時間かけて歩いた。長く遠かった。

16日午前0時、いよいよその時がきた。全員の体調はまずまずであった。酸素の取り込みを増やすダイアモックスを朝夕半錠ずつ飲んできたので安心感があった。後は水分をとり、自分のペースで歩き、複式呼吸に心がけることである。ヘッドランプをつけガイドと一緒に砂地のジグザグ道をひたすら登りギルマンズポイント(5685m)に到着した。残念ながら2人が登頂を断念した。このあとウフルピーク(5896m)に向かった。雪があったのでアイゼンをつけた。1人、高山病のため無念のリタイア。とにかく息が苦しいので立ち止まっては呼吸を整え、夢の実現に向けてそれぞれが必死にがんばった。「ヤッタァー!」ついに登頂した。ツアーリーダーの貫田さんが両手を広げて迎えてくださった。現地ガイドには手とり足とり本当によく支えてもらった。「ありがとう:ジャンボー」キボ小屋へ戻りひと休みした後ホロンボ小屋に下った。

17日にはマラングゲートまで下山。この帰り道たくさんのゴミを拾って帰った。登らせて頂けたお礼の意味をこめて・・・・。

下山後、登頂証明書をもらい登山が終了した。幸せなひと時だった。ガイド、ポーターの人達みんなで「キリマンジャロ」の歌を歌って讃えてくれた。人間みんな友達だと強く感じた。皆さんさようなら。いつまでもお元気で・・・・ジャンボー・ジャンボー・。

タンザニアのホテルで1泊し久しぶりにお風呂に入った。結婚式のパレードが10組以上はあり、街は音楽や踊りでにぎやかだった。

18日、国境を越えてケニヤに入ってキリマンジャロを眺めながらアンボセリ国立公園に向かった。2日間泊まりサファリを楽しんだ。サバンナの大草原には、シマウマ、ぞう、ライオン、ヌー、かば、ハイエナ、トムソンガゼル、バッファロー、フラミンゴ、さぎ、かんむり鶴、ペリカンなどなどたくさんの野生の動物がいた。マサイの住む村も見学した。

20日、ナイロビ空港から空路ドバイに行き、それぞれ帰路についた。気心の知れた素晴らしい仲間たちと過ごした12日間。忘れられない楽しい旅ができた。〔記録:藤田純江〕



  2月16日 5,895mのウフルピークにて左から2人目池田、藤田さん(貫田氏提供)