長白山(白頭山ペクトウ山) 中・朝国境にある  8月30日〜9月3日 
  
名古屋中部国際空港 (8月30日13:50 少し遅れて出発 
  空路上海へ,その後国内線に乗り換え延吉へ,夜9時到着 空港の表はネオンの明りが綺麗な空港で
  あったが反対側は暗闇の中だった。 迎えの中国人の女性ガイドが「日本山岳会 岐阜支部 ご一行様」と
  書いたプラカードと鯉のぼりを持って出迎えてくれた。 迎えのバスで街の中へ、朝鮮料理の店で先ず一杯
  近くの立派なホテルに宿泊。(鯉のぼりは日本のお客さんが送って呉れた物)
  
  8月31日(金) 快晴
   5時起床、6時朝食、6時30分発 (以後4日間同じパターン)
   専用バスで5時間程のトーモロコシ畑や原野を4時間以上走る。長白山入口の西坡山門でシャトルバスに
  乗り換え、一気に2、240m終点へ(乗鞍スカイラインの感じ)此処から木や石の階段を1442段の2,470m
  へ、高度差240mを歩いて登る。中国人(半分は朝鮮民族)と韓国人が多かった。
  中朝国境の石碑が厳しい朝鮮を思わせた。此処から見る天池は正に天の池で快晴の素晴らしいさで皆さん
  感激有るのみだった。「天池」と呼ばれるカルデラ湖。1時間半の行動、その後シャトルバスで原生林と溶岩
  で出来た奇岩の渓谷を眺め、西坡山門の出た所の3★クラスのホテルへ、直ぐ前の作業小屋の様な食堂で
  朝鮮料理、トウガラシと ニンニクの利いたキクラゲ、ピーマン、茄子、きうりのキムチ、塩分の少ない味噌汁、
  魚の焼いた物などに白飯は美味しかった。数頭のクマがホテルの前の林に鉄檻の中にいた。
  (クマの胆嚢を取るためらしい)
  
  9月1日(土) 快晴
   西坡山門のホテルを出て1時間くらいで北坡山門に到着。シャトルバスに乗り換え,、更に頂上駅行きを
  1時間程待ち10人乗りに分かれて乗る。20台位の隊列で70余りのつづれ折れ登山道をかなりのスピード
  で登る。車は主にベンツの10人乗りワゴン車、終点で降り、標高2,670mの天文峰に登る。人、人の中を
  我先にと登り、天地を昨日の向かい側の頂上から眺める。
  昨日と変わらぬ快晴で天地の水の色が印象的だった。また朝鮮側の温泉があったと言われる木道が
  湖面まで続いており双眼鏡で見るとばらばらで有るが観光客が歩いていた。以前はそこに温泉が有り、
  北朝鮮の監視兵が駐屯しているとの事。脱北者の防止とか?。 
  長白山は殆どは天候不順で有るが今日は快晴で最高の展望で「あった。
  帰りの下山も10人乗りの車に乗るため、黒だかりの人でジクザクになった柵を家畜の様に押されて車に
  乗った。下山後、シャトルバスに乗り換え長白瀑布、小天地、緑淵潭など2時間のハイキング、終了後長
  白山郊外にある立派なホテル(表は5★)に入り、夜は大半は朝鮮民族の踊りを見ながらの食事に行った。
  
  9月2日(日)快晴一時曇り
   最終日の見学は結構の道のりで中・朝国境の国道を通り朝鮮族100年の部落を復元した北朝鮮族の
  家や部族長の家なども中に入り見学し、ロノ字型の住まいで大家族が住んだ所で食事し図們江へ行く。
  此処は国境の道路や鉄道が北朝鮮まで続いており橋の中間まで入れるが外国人は禁止されており
  我々は岸から双眼鏡等で眺めた。対岸をボツボツ人が歩いたり、自転車で行き来しているのが見えた。
  予定では舟に乗って一部北朝鮮の方まで川を行く予定だったが。先の15号台風で増水しており危険の為
  中止になった。今日は何人かが下痢気味になり昨夜食べた「きうりのキムチ」ではないかと思った。
  延吉へは午後4時頃、州の創立60年祭で賑う街に着いた。少し早いが国内航空の時間まで少し有るが
  早めの夕食。 今回は全て朝鮮料理で好き嫌いが有り十分に食べた人、あまり食べれなかった人があった。
  午後9時50分国内線で上海へ2時間強のフライト。夜11時過ぎに空港近くのホテルで旅の疲れを癒す。
  
  9月3日(月) 曇り時々晴れ
   早朝チエックアウトで空港へ、のんびりと搭乗手続きの後、9時30分上海を離れ名古屋へは13時頃
  全員無事帰国し、流れ解散する。

   今回の添乗員 西川茂樹さん(52歳)は岐阜県御嵩町の出身で今回も御嵩に車を於いて参加された。
  長白山の事はあまり知られなかったが以前に北朝鮮側から冬の白頭山を撮影したと話を聞いた。
  アルパインツアーでツアリーダーをされ各地に行かれ、現在はフリーの映像カメラマンとしてNHK等で
  世界各地の山や渓谷の映像を放映されている。ウェック・トレックの貫田氏と懇意にされており何時か又
  一緒に旅が出来ると良いなーと思った。
  
  参加者は15名で内12名は岐阜支部の会員、会友で有った。特別参加は3名で内2名は八丈島から夫婦
  で参加された。                                         [記録;写真 中島]

2012年9月1日 長白山天文峰より天池を望む 正面左は北朝鮮側の尾根から湖面までの木道
2012年8月31日 長白山・天地をバックに参加者(前列・中央ガイドのリュウさん) 撮影;添乗員 西川氏
12年9月1日 天文峰の人・人の波 殆どは中国人 日本人は我々以外見当たらず
12年8月31日 1400段の階段を駕籠に乗って行く人も有り
9月1日 長白瀑布 昨年まで滝壺まで入いれた 12年9年1日 小天地の湖面に映る山
3日間楽しく案内して呉れた中国人ガイド(31歳) 朝鮮族100年村の遠望台 北朝鮮が見える
9月2日 国境の橋 橋の向こうは北朝鮮 9月2日 100年記念朝鮮村 族長の家