海外山行

中国、九寨溝・黄龍・桂林 ハイキング

[参加者] 高木碕男(隊長)、岡田謙吉、織田沢美智子、清水千枝子、杉山美智子、

      西野禎志、野村欣司、前田清子、若山暢子、刑部敦子(一般)、

      二宮善蔵(一般)、WECTrec社 2名

 今回の旅行の対象は、いずれも、太古の海底が地殻変動で隆起し侵食を受けた結果、特異な外観を呈するようになった石灰岩地帯である。

6月2日(火) 晴れ。関西空港でWEC社の中島氏に迎えられ、高木隊長以下5名がチェックイン。中国南方航空CZ390便で16:00発。広州白雲空港18:30着。(以下、1時間遅らせて現地時間とする)ここで成田出発組と合流し、ホテルPullman Resort19:45着、泊。

6月3日(水) 小雨後晴れ。白雲空港9:00発の中国南方航空CZ3949便に乗る。途中重慶に寄港し13:00九寨黄龍空港着。この地は四川省の省都・成都の北約400km地点にあり、標高3500m、1992年に世界遺産に指定されている。専用車で13:30出発し途中川主寺鎮で昼食後、ホテル・シェラトン九寨溝リゾートに16:30到着。標高は2000m程度。明日まで連泊。

6月4日(木) 晴れ。終日九寨溝観光。九寨溝はチベット高原の東端、岷山山脈中にある。空港も明日の黄龍4000m峰に取り囲まれており、渓谷が南から北へ流れ落ち途中で2本が合流している。東側の渓谷を則査窪溝、西側のを日則溝といい、合流後は樹正溝という。
 渓谷の合流点に近い諾日朗瀑布からスタートし、西側の日則溝へ向かい鏡海を見る。無風状態なので湖面にはさざ波もなく、透明で湖底までよく見える。名前の通り湖面に周囲の風景が映っている。次の珍珠灘に続いて珍珠灘瀑布と佳境に入っていく。五花海で暫く遊歩道を散策、この辺りの標高は2400m。その後熊猫海を見るが、
残念ながら域内には既にジャイアントパンダはいないという。隣り合わせの箭竹海は標高2650m。ここでも暫く散策し、川主寺地区で昼食をとる。                  ▲九寨溝最大の見所、珍珠灘瀑布

 午後は東側渓谷の南端、長海からスタート。標高3100mで名の通り南北に長い。小型の五彩池は浅く色鮮やかである。合流点から樹正溝に入り、開けた感じの犀牛海へ。風が少しあり、湖面にさざ波が立っていた。樹正賽の集落は土産物屋とポン教寺院が目立つ。盆景灘が主要な名所の最後となり、14:4510分ほど北にあるホテルへ戻る。

 *注:一般に、湖沼のうち大きいものを海、急流を灘、渓谷は溝の字を当てている。

6月5日(金) 晴れ、にわか雨。九寨溝を発ち南方の黄龍に向かう。途中3650mの峠で黄龍の南にある雪宝頂のピークを写真撮影。この辺りも道路工事が盛んである。

 川主寺地区で早めの昼食をとり、13:50黄龍のゲートに入構する。ロープウェーで3100mまで上がりトラバース気味に樹林帯を歩き五彩池に到る。3500mの展望台まで登り休憩。展望台から見下ろすと、五彩池と黄龍寺の間に広がる龍王海は深みがないが意外に大きい。少し下って黄龍寺の前に立つと「清静自然」と書かれているが、紅葉の季節を過ぎるとそうなっているのかも知れない。
 渓谷沿いの歩道は、最初は木道で歩きにくかったが、途中から黒雲母や花崗岩の立派な石段になり足もはかどる。ゲートを出て車でホテル川主寺・岷江源大酒店に17:10到着。

6月6日(土) 晴れ。九寨黄龍空港9:55発の中国南方航空CZ6662便に乗る。10:50成都巣流空港着。昼食後、武候伺、杜甫草堂、工芸館と見学し、その後買い物や市内散策で過ごす。夕食後、成都巣流空港に戻り、20:20発の中国国際航空CA4323便で広西チワン族自治区・桂林空港に向かう。空港着21:50、ホテルロイヤルガーデン桂林帝苑酒店着22:55

6月7日(日) 晴れ。9:30桂林市南郊・竹江から遊覧船で出港し、今回の旅行の最大の見所である漓江下りに向かう。日本の観光船ならビューポイントに時々止まってくれてゆっくり出来るところだが、一度に多数の船が出るのでどんどん進み、あっという間に5時間が終わってしまう。船内で昼食をとり、終点の陽朔着14:30。その後、芦笛岩鍾乳洞を見物したが、何と派手な照明を使っていることか。電動車を利用してバスの駐車場に帰り、    ▲桂林の奇岩をバックに遊覧船上の一同昨日のホテルに16:40着で連泊。オプションで雑伎団の公演を観覧する。

6月8日(月) 曇り一時小雨。象山公園で象鼻型奇岩を見た後、空港へ向かう。11:40発の中国南方航空CZ3291便で広州へ。12:55白雲空港着。昼食後、市内見学や土産物店。
 16:0017:20西漢南越王博物館を館長さんの案内で見学する。彼は日本で考古学の学位を取られた方で、日本語での解説だった。博物館は1983年6月、市内象崗山で発見された未盗掘状態の王墓の遺構をそのまま利用しており、この発見は中国十大考古学発見の一つに数えられている。その後、孫中山記念館を見学し、旅行初日に泊まったホテルPullman Resortに再泊する。

6月9日(火) 晴れ。広州白雲空港9:25発の中国南方航空CZ389便で一路関西空港へ。関西空港着14:30、日本時間に戻る。我々より少し早く出発した東京グループの成田行きはもう少し早く着いたようである。                                   [岡田謙吉 記]