雪山講習会

伊 吹 山1377.3 一等三角点)

 伊吹山での雪上訓練も、今年で3回目となる。昨年は都合で参加できなかったが、やはり訓練はするべきと、参加を申し込んだ。午前8時、集合場所の伊吹山ドライブウェー入り口に集まったのは11名。その中で後藤さんが連れてきた3名の女性軍が華やいでいた。
 今年は雪が少なく、3合目のスキー場は営業停止。ロープウェーも休止で、麓から歩いて登るという話だった。えらいことだなと思っていたが、山麓道路を走りながら見る伊吹山は全く雪がない。ロープウェー乗り場から林道をどんどん先に行き、1合目を過ぎ、あれあれという間に3合目の広場まで車で上ってしまう。嬉しいやら寂しいやら、複雑な気持ちだった。
 いきなり雪のない芝のスキー場を歩き出し、5合目の小屋を過ぎ、6合目の石室あたりで少々雪が出てくる。雪と泥の混ざった登山道を登り、8合目を過ぎた斜面に着く。一昨年訓練した斜面だ。ここまで登ると、厚くはないが一面の積雪となる。その雪が前日の雨でバリバリに凍っている。
 白木リーダー、横田サブリーダーの指導で、ここで直登歩行、トラバース歩行、滑落停止の訓練となる。一昨年と違い凍っていて滑るだけ怖かった。それでも次第に慣れてきて、怖さもなくなり、停止もするようになってくる。やはり場数を重ねて身体に慣れることが基本だと認識した。ゲストの女性軍もそれなりに練習し慣れてきていた。
 1時間少々雪まるけなり訓練し、その後急斜面をキックステップで直登し頂上を目指す。いつものお堂の中で食事し、その後三角点に向かう。せいぜい50pの積雪で淋しいかぎりである。それでも寒さは厳しく、後藤さんの三脚がうまく働かず集合写真は撮れなかった。
 下りはアイゼンをつけて歩行訓練。それも8合目まで降りると外さざるを得なくなる。外すついでに、白木リーダーから雪の斜面でのザイルを使った確保の方法や、種々のザイルワークの講習を受ける。なかなか聞く機会のない内容で、勉強になった。その後は雪解けの泥に気を配りながら下り、予定通り集合場所を3時に解散した。                          [堀 義博 記]
[日 時] 平成20年2月1日(日)
[場 所]  滋賀県米原市 伊吹山正面登山道
[参加者]  11名

[タイム] 伊吹山ドライブウェー入口8:00=伊吹山3合目8:308:45−5合目
      9:05
9:10−8合目上(訓練)10:1511:15−頂上(食事、アイゼ
      ン歩行)11:
3012:30−8合目(講習)13:0013:35−3合目車止
      め
14:2514:35−伊吹山ドライブウェー入口15:00(解散)
[地 図]  1/20万;岐阜   1/5万;長浜   1/2.5万;関ヶ原

09年2月1日 伊吹山頂上で 撮影;後藤 允会員
09.2.1日 滑落停止の基本姿勢 09.2.1 伊吹の樹氷 (撮影:後藤会員)


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