平成20年度支部総会       平成20年4月12日(土)

 ここ数年、岐阜支部の総会と本部の評議員会の日が重なり、本部からのお客様のいない総会が続いていた。今年は例年より1週間早めて総会を開催することにより、本部から鯵坂副会長をお客様として迎えることが出来、事務局としても一安心であった。
 円空上人の終焉の地であり、金華山の麓と並ぶ鵜飼いの場でもある関市の小瀬。そこの長良川畔にある関観光ホテルが今年の総会の場である。早く来た遠来の会員は、近くの円空記念館等を散策し往時を偲んでいた。
 総会は5時スタート。19年度の報告と決算、20年度の計画と予算をそれぞれ承認後、鰺坂副会長が本部の動向や海外登山の成果等を紹介された。最近何かと話題になる社団法人制度改正による公益社団法人へ移行の問題は、なかなかはっきりした動きが見えずまだまだ手探り状態であるとのことであった。

 その後、今年度の岐阜今西錦司賞の発表があり、熟年登山隊でチベットの未踏峰、モンタ・カンリ峰(6425m)に初登頂した飛騨山岳会に早田支部長より金一封が贈呈された。当支部の会員でもある木下喜代男隊長、横田昭夫隊員、東辰巳隊員が出席し表彰された後、スライドを使っての登頂報告があった。熟年であるが故の2年間にわたる事前準備とトレーニング。登頂という華々しい成果の影に涙ぐましい努力があったとのことで、それだから一層成功した時の喜びは大きかっただろうと思われる。

 総会終了後は恒例の懇親会。皆さん、年々お年を召されてきたため以前ほど豪快な飲みっぷりは無くなったが、鰺坂副会長、高木碕男名誉会員を中心に和気藹々と杯を交わし交流を深めた。

本部鰺坂副会長の挨拶 飛騨山岳会へ早田支部長より今西錦司賞授与