6日目 上海(魯迅公園 多倫路 南京路 豫園)

最終日は魯迅公園から。
以前TVで見たことがあるが、広い公園の中で様々なサークル?が個性的な運動をしている。太極拳だけではなく、フォークダンスや社交ダンスをしているグループもある。。
添乗員さんの説明によると、平日の午前中に集まって楽しむ人は、そこそこ裕福な人たちとのこと。
ただの娯楽のような感じがするが、すごく真剣な人も多くて、カメラを向けるのに躊躇した。
魯迅公園で、もうひとつ有名な道に水で字を書く人。
これには、芸術的なセンスや興味が皆無な私が、中国に来て一番に感心した。誰が見ても達筆!である。
墨ではなく水なので、誰に迷惑をかけることなく、好きなだけ書けるというのも素晴らしい。
通路なので道行く人はどんどん文字を踏んで歩いていくが、私は何だか踏んではいけないような気がした。けれど、書いている人も気にする風でもなく、これが普通に日常なのだろう。
ガイドの王さんと私たち日本の観光客の見物に囲まれた人は、「中日○○(忘れた)」と気の利いた言葉を書いてくれた。私たちはパチパチと拍手。
そのあと普通にその文字を踏んづけて横切る。やっぱり書籍や文字を踏んづけるというのは抵抗があるなあ・・・。
魯迅公園からバスに戻る途中大通りを横切るのだが、これが命がけである。青信号で渡っていても、バイクが突っ込んでくる。
大通りは車とバイクと自転車が入り乱れ、その中を歩行者がすり抜けて横切る。まるで交通規則などないようだ。
それでも旅行中一度も事故を見なかった。たぶんみんなが信号機などあてにせず、いつも緊張感の中で通行しているので、それが幸いしているのだろう。
日本のように信号通り「ながら運転」していたら、間違いなく人の2・3人ははねているだろう。
その後、多くの文化人が暮らしたレトロな街多倫路と南京路へ。。
多倫路の写真は古い家並みだが、その奥にレンガ造りの古風な建物がレトロな風情を醸し出している。
少しの自由散策時間があったのだが、通りの一番奥の公衆トイレに行って帰ってきただけに終わってしまった。
昨日のOPでは豫園に入れなかったが、豫園はOPの中でもメインとのことで、本日残りの時間が豫園入場にあてられることになった。昨日OPを希望しなかった人は豫園商城の自由散策へ。
芸術に興味がない私は、庭園よりももう一度商城を散策したかったが、そんなに有名な庭園に入る機会はもうないだろうからという夫の言葉に動かされ、豫園へ。
回廊の奥にたくさんの堂や中国式庭園が点在している。美的感性の豊かな人なら素晴らしい景観と感動するのだろうが、私には、壁の上に巨大な龍の飾りがある普通の庭園としか見えない。残念!
船内レストランの最後の昼食後、空港へ。
バスの窓からは、旧正月も終わり新しい週の初め、日常の生活に戻った街の風景が流れる。
途中、公安(中国の警察)の車に出合った。
仕事で日本と中国を頻繁に行き来しているという王さんが、「あれは公安ですね。日本でいう警察です。日本の警察は市民の味方ですが、中国の公安は怖いです。怖いです。」と、少し呟くように言ったのが耳に残った。
日本にも公安警察という特殊なものがあるらしいが、イメージは戦前戦中の憲兵のようで少しおっかない。
市民の味方じゃない警察って何? というより、王さんはそんなことを口にしていいのだろうかという心配と、このHPに載せてもいいのかという不安まで沸いている。
空港でお世話になったバスの運転手さんとお別れをする。運転手さんはこのまま次のツアー客のお迎えだそうだ。すると、休みもなくまた一週間働き続けることになる。
中国の交通事情の中、大胆な運転をする彼は、それとは裏腹にシャイでやさしげで高感度抜群である。紙に包んだ心づけを渡しながらお礼を言う女性が多かった。
ターミナルでガイドの王さんともお別れである。
6日間、王さんは色々なことに気を遣って、心も身体もどんなに大変だっただろう。
当初、王さんに背中を擦られてなだめられていたおじいさんも、いつしか王さんにぴったりとくっついて離れない。相変わらず態度がL(エル)のジイさんだが、(表現が悪いが)王さんにすっかり懐いている。聡明な王さんの恐るべき中国外交である。
色んな思いを残しながら、6日間の短い旅が終わった。
さようなら、中国。
セントレア中部国際空港に到着。名鉄の切符自動販売機でミューチケットの買い方にウロウロしていると、係りの男性が手取り足取り教えてくれる。
ああ、日本に戻ったのだという実感。
次回につづく




魯迅公園
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多倫路
豫園の庭園
路地の可愛い犬