5日目 その2 上海(新天地 淮海路 豫園商城)
5日目の午後は、朱家角を離れ上海の中心地へ。
まずは西洋風なおしゃれなブティックが並ぶ新天地の自由散策。
スターバックスに入ると、中国に来てはじめて店員さんににっこりと歓迎され、セルフサービスなのに席まで案内された。すごく苦いエスプレッソコーヒーをオープンテラスに席を移して飲んだ。
ここだけ中国じゃないみたい。
次は淮海路。ビルが建ち並ぶ中、たくさんの人々が行き交う。日本の都会と同じ風景。
ビル群の中に古い家屋が取り残されている。貧しげというよりも、無味乾燥した都会の中、ここは人の生活を感じることができる。けれどいつかここも取り壊されていくのだろう。
淮海路の街中を何気にブラブラとしたが、皆が急いでいる中、夫と二人少し浮き気味。
自由散策時間をもて余したため、デジカメのメモリーチップを買おうと大きなデパートに入る。
ショウケースのメモリーチップを見ていると、店員の女の子が電卓を持って値引きの金額を提示してくる。こんな大きなデパートで値引きがあることにびっくり。
ショウケースを開けてもらい商品を手にとるが、デジカメに合うかどうか不安もあり決めかねていると、明らかに店員さんはイラついている。
すると私たちの目の前で、ショウケースの下の扉を足蹴りにして閉めた。うう〜こわい!体中が意味のわからない不愉快と怒りに満ちているのを感じる。
この都会に夫と二人きりになってしまったようなおっかなさと心細さを覚えて、その場を離れた。離れ際、夫が店員の子に「sorry」と言ったため、「なんでソーリーなの」とムッとしたら、「だって世話かけたやろ」との返事。変なところに礼儀正しい。
気持ちが沈んだまま集合場所へ。
すぐに買わないでグズグズしていたのがいけなかったのか、私たちが日本人だからか・・・。私は訳のわからないショックで、その後1時間ほどぼんやりしてしまった。
OPの最後は豫園へ。
旧正月最後の休日だったため、この日はおしくらまんじゅうをするような混み合いで、名園のひとつである豫園には入れなかった。
「勇気がある人だけ豫園商城を散策してください」という王さんの言葉で自由散策時間に。
スリに十分気をつけるようにと言われ、カバンを抱えはぐれないようしっかり手をつないで、商城をぐるりと回った。
淮海路
准海路 ビルの中の古い家屋
賑わう豫園商城界隈
豫園商城の様々なお店
江南の旅最後の夕食は、同じテーブルの人と話が弾んだ。
ツアーの中で恐らく私たちが一番若い夫婦だと思うが、年配のご夫婦から、「おとなしそうな感じで声が掛けづらかった」と言われた。そう、私たちは二人ともかなりシャイなのだ。
「子どもさんはどうしたの?」とも聞かれ、ないことを告げると、「そう、家でお留守番しているのかしらと思ったので」と言われた。私たちぐらいの年令だと、まだ育ち盛りの子どもがいてもおかしくなく、子どもはどうしたのだろう?と疑問に思われるらしい。
もしかして新婚旅行?と聞いてくる人もいて、夫が「いえ、ただの観光です」と言って苦笑していた。
子育てを終え定年を迎えたご夫婦は、年に数回こうやって旅行にでるとのこと。旅慣れた人たちばかりだった。
夜は上海雑技団観賞へ。人間って鍛えれば無限大の能力があるのだなと、ただただ驚き。雑技団の中には子どももいて、こんな夜間に働かせるのはどうなのだろう?という疑問がわいたが、日本に帰って中国の実情を色々と調べたら、こんな疑問など甘すぎる現実があった。
ホテルに戻り売店でお土産をさがした。値引きを提示してくれたので「これをください」というと、同じ種類で同じ値段なのに、それはその値引きにならないという。こういうことが許せない夫はムッとしてキツイ物言いになる。
結局、同じ値段に値引きをしてくれたのだが、今度は店員さんが身体中怒っているのがわかる。だったらOKしなければいいのに・・・。
韓国でもバリ島でも一度値段交渉が成立すれば、店員さんは笑顔で品物を渡してくれる。けれどこのホテルの店員さんは満面の不快を表して、そのまま品物を突き出した。
部屋に戻りながら夫がひとこと、「オレ、もう値引きはいい。定価で買いたい・・・。」 家計を預かる主婦としては聞き逃せないが、少し同感でもある・・・。
中国最後の夜。上海で爆睡。
新天地のおしゃれなショーウインドウ
上海雑技団