だが、せめて、心からこいつだけは「ひっぱたきたい」、殺したい、と本気で願う相手が赤木氏の人生にあらわれますように。せめてそういう誰かが赤木氏の人生にあらわれ、もっとずっといやな目に合わせてくれますように。(抜粋)
女性は兄に言うのだ。「まだ、戦争は来ないね」と。
戦争はこない、自分を愛する人は現れない、仕事はない、哀れみしかない、希望はないと知った彼女は海で入水自殺をする。死に向かう彼女を兄は泣きながら窓から見ている。(石猿日記より抜粋)
大学生の時それを読んで共感したという、20年前の石井さんの心にも思いを馳せる。
戦争がおきると オイラ食われるかもしれんトラ
ドッグランって オシャレな人が多いトラ
足抱き枕トラ
腕枕してほしいトラ
それがなにか?
よかったら バーバに少しあげるですよ (トラジ)
ほかにも洋ランたくさん咲いとるけど 名前がわからんトラ
ありがトラ
悪口いわれとることを知らない大ジジ 特別出演だトラ
キャッチがむつかしいトラ
そのうどん 1本ほしいトラ
うまうま
何するだ コリャ
バーバ 遊んでくれトラ
なんか買ってくれトラ (トラジ)
オリって たんぽぽが似合う
サクラの景色にも溶け込めるトラ
オリには かんけいないトラ
ぜんぜん かんけいないトラ
かんけいないって!・・・・
バーバ 後ろ向きの人生は×トラ ボクはだんぜん前向きトラ
バ−バ 華麗なる一族の話題はもう古いトラ レタスはうんめぇの〜
開けて〜
入れて〜
いつものごはんに いつものおやつが合体しただけトラ (トラジ)
よだれ出てまったトラ
バーバ ボクはカメラ目線ができないのでモデルは無理トラ 
早く走りたいトラ
ボクは最近「おすわり」も「まて」も完璧トラ
走った後は水道水でも美味しいトラ ねっ大臣!
ジジとババが「あの鴨は食えるやろか」と
「ババさま なにか手伝いましょうかトラ」(トラジ)
フン!!
ボクは男の子です(去勢ずみの中性)
ボクはキズついているのでほっといてください
ババと違ってきれいだじょ いい匂いもするじょ
ちびっこいなぁ(タロウ) でかいでちゅ:汗(トラジ)
や・やめてください(トラジ)
おやつ早くくだちゃい(トラジ)
もーっ!またシャンプー!怒!(バーバ)
」 (トラジ)
おりゃ!
とりゃ!
むむむ・・・
こりゃ!
へっ? なにか問題でも・・・?
参りました・・・(ラスカル)
弱いものいじめするんじゃないのっ!(バーバ)
「日常生活でじろじろみられるために、気持ちが萎縮してしまう。顔の疾患は、身体障害とくらべられて、たいしたことではないと断言されてしまう。その顔のキズは誰にも見えるのに、心の傷は見えないために、周囲の無理解で孤独感に襲われる」
ここまで説明しても、たいていのジャーナリストはきょとんとしている。
実感として理解できないのだ。仕方がないので、ぼくから問う。
「あなたの顔半分に赤いペンキを塗ったとします。あなたはその顔でいつもと同じ日常を過ごすことができますか?」
一〇〇%の人がうつむいて沈黙する。そして「できない」とつぶやく。(ユニークフェイス日誌より抜粋)
当事者に100の言葉を聞くよりも、自分の顔に赤いペンキを塗ったことを想像してはじめて気づくことがある。同じように、人のハンデや痛み悲しみも、想像力が欠如していると理解し難い。無理解は想像力の欠如である。
私は石井さんの著書に出合うまで、人に理解してもらえることはないと思っていた。今でもそう思っているが、この一節を読むたび胸がいっぱいになるのは、理解してもらいたいと思っているからだろう。
もし人に聞かれることがあったら、こう答えるだろう
「顔と耳と首半分に赤いペンキを塗ったとします。その上から厚いファンデーションを塗って平気で隠して暮らしていけますか?」