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今は、パソコンが広く使われる時代ですが、一昔前までは、コンピュータというと汎用コンピュータか オフィスコンピュータ(オフコン)が使われた時代です。 そこで使われるOSは、メーカーにより特徴があり、大きく分けるとIBM系のOS(日立、富士通等)と NEC系のOSに分かれると思います。 自治体や企業の多くは、これまでメインフレームやオフコン上でCOBOLアプリケーションを何千本、何万本という単位で 構築してきました。
さて、話は変わり、今後の情報産業の方向及びCOBOLの資産をどう活用するか考えてみましょう。
1.古いものには、歴史がありそこから学ぶものがある。
COBOLは1960年代に最初の言語仕様が決まり、いろいろな機能追加等により現在に至って
います。
2.新しいテクノロジーが生まれると、流れが変わる。
しかし、今はクライアント/サーバ型(C/S)システムの時代になり、開発言語も、OS(WindowsやUnix/Linux)
に適したCやC++、VB,Java等が多く使われ、最近の若い人達はCOBOLを知らない時代になっています。
ハードが汎用系からC/S型に変わる企業も増えていくと思いますが、全ての業務要件がすっかり変わるわけではありません。
築き上げた資産を全て捨て、新しい環境でアプリケーションを一から開発するのはあまりに非効率的であると思います。
3.価値あるシステムとは? 私が考えるのは、必要な情報がだれでも簡単な操作により、提供されるシステムだと考えます。
代表的なソフトは、銀行のオンラインシステムやJRの座席予約システム、証券会社等の株式のシステムなど、複数の入力から結果を出すシステムです。
4.すべてのものに寿命があり、成長期、成熟期、衰退期がある。
これからの社会は情報が双方向的な形で行われ、インターネットを中心にシステムが構築されて行く時代だと思います。 |
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