私と怪しげな仲間たちの酒と食の体験談

岐阜 味 探訪のお話し



                  造園家で石の面白彫刻家でもある・・・・・・・・・・・・・・・・衣斐さん
               不思議な時代屋?骨董商・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南谷さん

               誠実、でもへんてこな人気建築家・・・・・・・・・・・・・・・・多田さん

               自称怪しげな蕎麦屋、でも腕は有名・・・・・・・・・・・・・・仙波さん
            他、まだいる怪しげな彼らが岐阜の酒、食と味を体験紹介。グルメ雑誌では絶対出会えない地元通 親父版。   


              
                            Vo.l1  
             
西野町交差点近くには変に居心地の良い居酒屋が二軒もあるのをご存知か?
      
 30数年ぶりに、岐阜市へ U ターンして はや7年が過ぎました。酒好きの私にとって 岐阜は実に良
      い処となって来ました。これは 友人もそこそこ 出来、ふらふらと呑み歩いたり、地元友人達に誘われるまま
      に 楽しく探訪した結果です。 そこで、出会ったお店を皆さんにご紹介します。まず、私の近所からと思って
      始めてみました。市電も無くなってしまいましたが、旧西野町電停交差点近くには、私が散歩の途中と風呂
      上りに寄れる  変に、居心地の良い居酒屋が二軒もあるのをご存知ですか? 


       まずその一つが立呑屋「わおん」といって、交差点北東に見える三角形の角地のようなスペースのけっこう
      面白い構えの店です。 中に入ると、昭和40年代風とゆうか・・・・。 早い時間帯は常連でにぎわっています。
      10人も入れば一杯な感じになってしまう。でも、驚くほど酒の種類が多く 断然安値なのです。「どぶろく」お
      手製風から 何と!シングルモルト(ボーモア12ye.¥400円 マッカラン¥500円共にシングル)まである。 
      酒の当ても 定番物はかなり揃lっていて豊富だ。ここで夕暮れ時の道草に(衣斐さんもらしい)ビール(大瓶
      ¥350円)か、又は酒(¥250円)と当てにタコぶつ一皿とっても¥650〜750円程ですむ値打ちさ!慣れた
      客は勝手に冷蔵庫 から出して、終わると適当に片付たりしているようです。  只、慣れてないと店に入った
      途端 一斉に視線がこちらに向くことを覚悟!  近くの酒屋さんが 夜のみの直営とのこと   最近知った。
                                                                  KENZI 

       そしてもう一軒は、交差点を西へ1分程の北側にある 「三楽」 こちらも隣にある酒店「藤井商店」が経営。
      何処か飛騨か奥美濃辺りにある隠れ家風懐かしさ・・・・・ そんな風情を感じる店です。ここは、靴を脱いで上
      がる。 板敷きで古民家を移築した感じの囲炉裏も健在です。酒類は、日本酒中心に旨い酒が多種に渡る。
      岐阜以外の銘酒、銘柄は店主の道楽(失礼、研究)の賜物 さすが酒屋がやってる店です。結構遅くまで付き
      合ってくれます、私は夜十時以降ぐらいに”ちょいと一杯”のつもりで寄ることが多い。料理は家庭料理と燻製
      干し物、醗酵物の珍味など、店主と気が合えば酒にまつわる話も聞けて試飲も出来、勉強?にもなる。 また
      毎月26日には 酒と文化を語る会 「楽三会
」なる呑み会もあって面白い。 又限定月100本のみの、稲葉神
      社で採集した酵母と純米吟醸用の米で造ったにごり酒 「御土」 は隠れた人気。 店主夫婦の地元通もさすが
      だが、文化人や遠方からの客も多く酒蔵の杜氏が来たりもします。東京、京都、北陸と世代交友は全国規模。
 
                                                                                              KENZI
      
                                                                            

                                     Vol.2
                    Sushiは国際語、お国では回転寿司盛の昨今だが・・・・
       
数年前まで新岐阜駅交差点から長住町を西へ2〜3分程歩くと、戦前からの有名な呑み屋 「ホルモン水谷」
      の隣に「千成寿司本店」があった(今ではもうすこし西に新築移転した)が 両店とも行列の出来る店として古く
      から岐阜の名物店でもある。 懐かしさもあり、岐阜へ戻って来た頃はたまに行って、その味を楽しんだ。
       昔、私の知る「寿司屋」は少し敷居が高く、初めは大抵誰かに連れて行ってもらい馴染みになるか、近所にあ
      って一丁事が有ると出かけて行く、若しくはそこから寿司を取った。そして誰でも一人前に成ると、大概一軒ぐら
      い馴染みの店が出来 「たまには寿司でも食うか」と行く処だった。

   
   しかし、千成寿司はそれとは少し違っていて、売りは 威勢の良さネタの大きさ、存分に寿司を味わう、まずそれ
      に驚き、昼間っから実に効率よく入れ替わる職人や客の多さが驚異だった。
      
       そして今では、寿司=スーパーのパック詰めや回転寿司が全盛になって、対面でやる気風の良い寿司屋が減
      るのを寂しく想う輩の一人になった。 時代の流れか?   残念ながら元々岐阜は内陸、流通や認識不足から
      寿司ネタも海岸部や都会に比べ細りぎみで”海鮮好き”には辛い環境ではある。

       が、嘆くなかれ!! 私は昔の千成寿司の血を引き、しかも 静かに心地よく大将とカウンター越しで、呑んで 
      つまめる 寿司屋を見つけた。それは明徳小学校の南二本目に位置する「千成寿司玉姓支店」といって、以前私
      が岐阜へ来たころ本店で「にぎって」いた若い衆の一人(今は大将)がやっている。 ネタ シャリも良く、玉・焼き
      あなごは本店同様の味わいを持つ。小柄な大将は気風良く控えめ、下町には良く似合っている。
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                                  Vol 3
                          仙波さんの[蕎麦体験]                          

10時半カルコスで文庫本2冊買い下呂金山へ向かう。暖冬と云われているが北へ向かうには少々心配もある。
途中、道の駅でトイレへ急ぐ。小腹がへって何か食べたかったが先を急いだ。
 今日向かっているのは以前妻と行った金山の「おおふくや」と云う蕎麦やである。
その時は天ぷらざるそばとたぬき蕎麦とビール。妻はたしかざる蕎麦で、共に「おおふくや」を楽しんだ。
 小生の頭の中は、ただ、たぬき蕎麦だけをめざしている。他にない。
なぜなら、あのなんとも云えぬ出汁かげんがたまらん。山のうら側を走るのもたまらん。
しかし、たぬき蕎麦、たぬき蕎麦とこの寒さにガンバル。
 まずは、「おおふくや」の手前のコンビニで手をあたためながら肉まんをほおばった。
うまい。あったまりホットした所で「おおふくや」の店先にバイクを入れる。BMWのバイク3台が止まっている。
小生のバイクは250ccのスクーターバイク。少々気がひけてはなれてとめた。
 中へ入るとバイクの持ち主3名が小生にふりむく。いい年したおじさんだった。
という小生も48才のおじさんである。革ジャンをぬぎ腰を掛けると婦人がお茶を持ってきて福井産荒碾き蕎麦をすすめる。
 今日は何が何でもあの時食べたたぬき蕎麦である。いつもはざる蕎麦ともうひとつ何かで楽しむのであるが又、
蕎麦ひとつ食べてモスバーガーという時もある。ようするに、いやしいのである。それが出来るのも蕎麦屋の楽しみである。
 少し待つこと目の前にたぬき蕎麦とたくわん2切が登場。
マッテマシタ!
まずは汁をグビ。うまい。
次に蕎麦をズルズル。いやあうまい。
タクワンをパリ。
汁をグビ。
蕎麦をズル。
 温かい蕎麦というものは、汁とそばをバランスよく食べて最後に汁を飲みほした時にもうひとつのまんぞく感がえられるのである。
「おおふくや」の汁はそういう汁である。
 次回は福井産荒碾きそばと他になにかとり、腰をすえて楽しみに来たい。
どうもごちそう様と780円支払いバイクにまたがり、妻1人、3人の子供達がいるさわがしい家庭へと家路を急いだのであった。 HIROSHI





                                      Vol 4               
                        
          バイクで散歩] 

我家の朝は早い。5時20分には散歩に出掛ける。池の上のかつらがけ神社に参拝して一日が始まる。6時15分朝食、1日1個難逃れの梅干と柴蘇昆布、鮭フレークでまずご飯を1杯食し、2杯目は納豆で締める。そして仕事場にて色々かたずけ、スクワット100回こなし、時計を見ると9時半。小腹のすいた頃。バイクにまたがり今日はコーヒー店に向う。
 都ホテル玄関前を右手に北上すると点滅信号も含めて4ッ目の信号を左折する。すると、またもや点滅信号が見える。この信号の右手にある「ベル・エポック 古き良き時代」が今日の舞台である。
中に入ると、いつもと変わらない声力で「いらっしゃいませ」と迎えてくださる。カウンター奥の席に腰を下ろすと、ゆっくりと御婦人がお水とおしぼりをくださるので「今日はワッフルで」とお願いする。今日はどんなカップを用意してくださるのか、クラッシク音楽に耳をかたむけ、ご主人がコーヒー液を抽出しておられる姿を見ながら待つ。先にワッフルが出来上がってもけっして手をつけてはならない。コーヒーが先に来る。小生は砂糖ミルクは入れない。早速ひと口飲む。酸、甘、香、濃のどれひとつ突出しないバランスのとれた味わいなのである。次にワッフルをいただく。左手にホーク、右手にへらを持ち口へと運ぶ。甘さひかえめの味。ジャムとクリームが好みの味に調整できるというわけである。そしてまたコーヒーを飲むとそれは誠に良く出来た夫婦のような、いい関係なのだ。すいた小腹も心地よく満たしてくれ幸福になれる、ひと時です。ご主人の人格緻密な論理が店全体に表れている。
 小生は敢えて、この店は40歳からのコーヒー店と呼びたい。5人6人と大勢で訪れる店ではない。分別を知った大人の店である。今日は後に後に来客有り、席を立つ。
暖かい日でもあるのでその後墓参りに向った。(HIROSHI)




Vol 5
家族みんなで散歩

 3月11日日曜日、我家は妻と長男(高1)長女(中1)次男(小5)の5人家族である。とても食べ盛りではあるが、子供達のテスト期間中は、肉食を禁じている。今週、長男のテストも終了し、「たまには、たちばなのとんかつと云うのは・・・」という事で夕刻6:30たちばなに向う。
 岐阜北高校の交差点より100m程北上し左折。そのまま進んで突き当たりを右折。すぐまた左折。そしてすぐ左折すると「とんかつや たちばな TEL232-7751」が現われる。とてもわかりにくい場所である。どんなグルメ本にも紹介されていない店です。昔は大通り沿いにあったが、ここに移転して10年にもなるだろうか。妻との結婚を期に、ここ早田校区に暮らすことになり妻お気に入りの店と云う事で知った。
 初めて食べた17年前、小生の感想は否定的であった。しかし、数年この味につきあえばつきあうほど小生のレパートリーの1軒になってしまったのである。妻は昔このたちばなでお見合いをした事があるそうだ。いくら好きな店だからと・・・へんな女である。話はそれるが水原 弘の「へんな女」という歌は御存知でしょうか?おもしろい歌なので一度是非聴いてみて下さい。
 早速中に入ると誠にきれいできちんとした店内。飲食店の鏡と云った感じである。テーブル席と座敷があり、座敷のテーブルにつく。お茶とおしぼり、おはし、漬物が運ばれてくる。メニューはすべて単品で定食はない。ひれかつ、海老フライなどあるが、おすすめは、なんといってもロースである。Aロースは120g、Bロースは150g、Cロースはしもふり200gで、本日はロース120gを3つとご飯大盛2つと小盛1つで、小生はカキフライがあったので、それとビール大ビン1本注文した。
 こんなわかりにくい店なのに、いつもお客さんがいっぱいだ。あっちのテーブルで家族が、こっちのテーブルで親子がおいしそうに食事をしている。カウンターの向うでは血色のよい御主人と御長男がたんたんと調理されている。御次男も羽島でたちばなと云うお店をなさっているそうだがまだ伺っていない。
 あれこれ見て待っていると、いよいよ注文した料理が運ばれてくる。マッテマシタ。キャベツの山盛りとロースカツの上にたっぷりと掛かった味噌。そう味噌カツの登場である。この味噌が否定的だったのだが、なにがなにが。この味噌こそが和風デミグラスソースなのだ。
 まずはビールをひとくちグビッとやり、ひと口目はなんといっても、はしっこの小さい脂身から食べる。モグモグモグ。味噌の甘味と脂身が融合し、すばらしい甘露で口中が満たされ、う〜〜〜〜うまい。そしてまたビールをグビッ。ゴキゲンである。小生がふた口目を食べていると長男は半分食べ終わっている。「もう少しゆっくり食べたら」と云った。次にキャベツの味噌がしみている下の方をひきづり出して食す。うまい。休酒禁酒中はこれでご飯がパクパク進むのである。
 妻はご飯を食べず、みんなのをちょこちょこと食べている。帰ってから飲まなければいけないからだ。運転手はつらい。でも全然平気だ。毎日350mlのカンビール1本で満足の妻だから。「前回はいつ頃来たかなぁ」と妻に聞くと「ちょうど1年前ぐらいかなぁ」と云う。だからか、娘も今日は完食した。
 厳格な職人が作り上げて来た個性ある味覚世界である。
 とんかつ屋だけでなく各食ジャンルほかとくらべる必要は全くない。似て非なる味を嬉々として探訪し、レパートリーに加え楽しんで生きてゆきたい。そんな父親の背中を見せながら子育てに励んでいる。なんちゃって。
 カウンターの御主人に「ごちそう様」と一礼し、車に乗る。PM9:00から「華麗なる一族」を見なければならないので妻は急いで車を走らせるのであった。(HIROSI)



Vol.6
今年もオープンしたのです
我が家の近所にも、夏がやってきた。季節労働者のようなスイーツショップが今年もオープンしたのです。
せんじ氷が190円。一番高いメニューは、え〜っと「宇治金特ミルク&クリーム」390円だったけかな〜?
金園町と竜田町のT字路を南へ30メートルも行ったところを法務局の方へ東に曲がってスグ!!                         スレンダーな女主人(ママさんって言うのかしらん)お一人で切りまわしていらっしゃる。                               モナカのアイスクリームのお店として昔からケッコウ有名なお店なんだけど・・・。                       
ちよっと軟らかめのアイスのため、お持ち帰りがチトむずかしかったりします。                                     名前はなんて言うんだろう?「ひらく」のアイスクリームって買いに行くんだけれど・・・・。                              秋になると突然「今年もありがとうございました」の張り紙一枚、次の日からオヤスミなのです。
秋から大判焼きでも?いえいえ、本当に休業なのでした!                            

                                             コットーヤ




Vol 7
老舗の味

  「うちはコーヒー専門店だ!!!」とマスターが怒る
  今は、お昼の12時すぎ。岐阜市は中部電力の南門の正面にある「ラグダム」という喫茶店。
  店内の8割以上の客が生姜焼きを食べている。
  客いわく「老舗の味だね〜」マスター反論「だからコーヒー専門店だって」
  何はともあれ毎日2種類のランチメニューがあるんだけど、一つは連日ショウガヤキなのであります。
  直径21センチの皿の上にキャベツの千切り・トマト・きゅうり・ブレスハム・黄色いお新香そして豚肉の生姜焼き。
  味噌汁とご飯で560円。
  魅力は何といってもペラペラ・ボロボロ?のお肉と毎日ビミュオ〜に違う味付け・・・「だから毎日食べても飽きない」
  とか・・・・?。
  通称「丹下食堂」は今日もにぎわっている。「だ・か・ら〜コーヒー専門店なんだって!!!」だとさ・・・・

                                                               コットーヤ

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